関君とは中学以来の付き合いとなる。
　ただし、それ程の深い付き合いもないまま、学生時　代から社会人へと過ごした。
　頻繁に顔を合わせることになったのは、
　８０年辺りから中学の同窓会で集まるようになってから。

　　彼は文系の大学を卒業したにも関わらず、コンピュータの会社でシステム構築の
　仕事をしていたので少々驚いた。
　研修でアメリカに出かけ、かなりの努力をした様子であった。

　　２００８年にはどの様な経緯か忘れたが、一緒にトルコ旅行に参加することになった。
　小生が連れて行って貰う感じで、関君が旅行の先輩であった。
　小生の倍の大きさのバッグにツマミを沢山詰め込み、成田空港では出国時に免税ウイスキーを
　一本買った。
　トルコでは同室に宿泊して、毎晩の部屋飲み会を開いた。
　そこでの話では、兄弟間で争い事や、子供の結婚問題など、多くの苦労を乗り越えて来た
　様子でした。
　旅先での写真は各々が撮影したものをコピーして交換した。
　従って、旅行写真は倍の枚数が残っている。

トロイの木馬

イスタンブールの空港で 打ち上げ

　　その後も同窓会で年に２度くらいのペースで会っていた。
　しかし、数年前から案内を出しても何らかの理由がありで顔を出さなくなった。
　年賀状だけは毎年交換していて、今年も平常な賀状を受け取っていた。

　　そこに突然、奥さんから訃報のハガキを受け取り大いに驚いた。
　もうすぐ８０歳となる前の訃報で、もう少し後でもよかったのではと悔やまれます。

　　　ご苦労様でした。　　ごゆっくりお休みください。
　　　　　　　　　　　　　　　　合　掌