山浦君の死を悼む
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　前田邦彦

　　６月１８日の日曜日に白鹿君から電話をもらいました。
　「山浦君が亡くなったらしい」知っているかというのが第一声でした。
　びっくりでした。山浦君は元気にしているか。電話をしてみたいと思っていたところでした。

　　彼は最近心臓 の調子が悪いとの話でした。
　彼はギターが大好きで先生にもついていて９０歳までは続けたい旨話していたので
　安心していたのかもしれません。

　　彼とは思永中学以来の仲間ですが、中学３年の時に転校してきた寄留組で親しくなったのは
　大学卒業後だと思います。
　就職先が同業だったこともあり、特に親しくなったのは２０年くらいだと思います。
　彼は１０年位前にワンツー会の幹事を務めていましたが、あるとき電話で
　「お願いがある。食事を一緒にしたいと」言われました。

　「お願いとはなんだ。」電話で十分な旨伝えました。
　
　　ワンツー会の幹事を引き継いでくれとの話でした。
　体調に異変が起きたのだろうと直感しました。
　断ってはいけないと思いいろいろと手続きがあることも無視して
　引き継ぐことを即断しました。
　その後の説明で胃がんを患い手術を行い完治した旨の連絡を受けました。

　　彼はカラオケ大好き人間でした。
　横浜中華街のカラオケ店には中学時代に仲間４−５人でよく出かけました。
　昼に洋食レストランで落ち会いカラオケ店で４−５時間、
　その後、中華街に行って食事をし別れるというのがいつものコースでした。
　実に楽しい時間でした。

　　コロナになって、その会は中断してしまいましたが、楽しい思い出です。
　最近会うこともなく電話で近況を話合っていましたが、元気かなと心配していた矢先でした。

　　彼は奥様にも先立たれいろいろ不自由をしていたようです。
　今頃、先立たれた奥様と再会しているのかもしれません。

　　　　　　ご冥福をお祈りいたします。 　　　　　　　　　　合掌