金環日食を見てから我孫子倶楽部の会合に向かう。今回の定例会は、昼食会の前に我孫子の街を
　散策するという企画であった。
　5名の参加であったが、企画した林さんの事前の情報収集と参加者の1人姫井さんが我孫子の住民であることが
　相まって、無駄のない効率的な散策ができた。

　我孫子駅を出て、先ず駅前の我孫子インフォメーションセンターに寄りパンフレットと地図を入手し、
　すぐ隣にある「けやきプラザ」の8階の展望台に行く。
　ここでは、我孫子市内を鳥瞰し、我々の散策コースを確かめた。残念なことに空気が霞んでいて
　東京スカイツリーが見えなかった。

　駅前から真っ直ぐ南下し、手賀沼公園に行きそこから手賀沼遊歩道を北上する。ゴムチップの入った
　アンツーカーの遊歩道は足に優しい。手賀沼大橋を潜って左折しそこからは、明治、大正時代の有名人の
　住んでいた旧道を歩く。
　志賀直哉邸跡に立ち寄る。「城之崎にて」、「暗夜行路」等を書き上げたという書斎があった。
　当時は、この家の前は手賀沼で、ここから船に乗り、２Km離れた武者小路実篤の家に通ったとのことである。

　丁度12時に会場である「備前屋」に着く。すでに昼食組みは揃っていた。心筋梗塞を患って、
　リハビリで元気になった畠中さんに久方ぶりにあった。話題は専ら畠中さんの病気の様子であった。
　脳梗塞を患って言語障害になったという長谷さんのリハビリの話しもあった。また、間馬さんの奥さんが
　最近亡くなられたときの様子も話題になり、古希を過ぎた我々に身近な話題で、身につまされる
　ひと時でもあった。

　鬼塚さんが、毎月１回、新宿「美々卯」で集まりを持っている中学２９期の
　先輩方（大正１１年、１２年生れ）を紹介し、この我孫子倶楽部も末永く続けようと、締め括って散会した。
　なお次回の夏の例会は、9月10日（月）と決まった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（了）

写真を クリックすると 大きくなります 写真撮影　林