トカラ皆既日食鑑賞・トローリング航海記　−その８・完
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００９/９/１６　小倉ワンツー会　宮本多聞
　 ＜７月２５日　第七日目・最終日＞　本日の航行予定：串木野〜新門司　２０２マイル
夜半より風が序々に強くなり、うねりが少し入る。６時起床、少し早いが、昨日の宴会の後片づけと、出港準備をしながら、キビナゴ漁の入港を待つ。６時半頃一隻入港、仲買人が　数人待っているが、一組を残して帰って行く。行って見るが　全然不漁。昨晩の風波では　操業が難しかっただろう。ボールに少々のおすそ分けを諦める。
　□７時４５分　串木野港出港　出港後1５分、海士泊の岬先端、羽島崎と沖ノ島の間を抜ける頃より、風雨が激しく前が見えない程の豪雨。しばらく　２０ノット以下で走るが、南西の高い波が依然続き視界２００以下。
　□８時３０分　ルート変更、キャプテンの判断で、このまま天草灘の横波を受けての航行を止め、追波になる八代海に入り、橘湾に抜けるコ

７/２５　実航行コース 　今回クルージングは長崎港で終了

ースを取る事にして、阿久根の長島大橋に向け転進北上する。
　□９時１０分　長島大橋通過後は、池状態で　２５ノットで快調。
　□９時４０分、獅子島の東端で西に変進し、３マイル先の天草上島と下島の運河に向かう。
　□１０時０９分　　運河入り口に到着、速力５ノット。　運河入口中央にヨット一艇係留。少し 右に寄った直後、ペラにショック音、ペラにダメージ有り。そのまま 運河を抜けるも、振動で１３〜１４ノット以上は無理。目的地を、長崎の造船所に変更し、左舷減速 １０ノットで航行。
　□１１時２０分、島原半島の 早崎瀬戸で西進、目標を野母崎へ。
　□１４時００分、野母崎を回り、軍艦島、伊王島を経る。
　□１５時３０分　　キャプテンの親友、渡辺造船所桟橋に係留。航行距離１０３マイル。ここで下船し、レンタ・カーにてマリーナに帰着。今回のクルージングは長崎港で終了。

長島大橋通過：左が阿久根市側、右が長島	本渡瀬戸通過中：手前が瀬戸大橋歩道橋、奥が瀬戸大橋自動車橋